工場勤務には、ライン作業ではなく、”専門職”と呼ばれる仕事も多数あります。
資格を持ち、行うお仕事。
どのような資格が求められているのでしょうか。
工場勤務で役立つ資格
工場勤務と言っても、食品関係、自動車関係、医療関係とさまざま。もちろん、必要となる資格も大きく異なります。
そこで今回は、「工場」という場所で広く必要となる資格についてのみ、取り上げてみました。
衛生管理者
衛生管理者は、事故を防ぐための対策を講じる際、必要となる資格です。
コンプライアンスが叫ばれる昨今、有資格者は大きく評価されますので、取っておくべき資格と言えるでしょう。
第2種に合格すれば、情報通信・金融・保険・卸売などで活用でき、第1種に合格すると、いかなる工場においても、衛生管理の仕事をすることが可能です。
危険物取扱者
薬品に関する知識を持ち、適切に扱うため、必要となる資格です。
一定数量以上を貯蔵する場所では危険物取扱者が必置となるため、資格取得者は非常に重宝されます。
甲種(こうしゅ)・乙種(おつしゅ)・丙種(へいしゅ)の3種類あり、甲種が一番上のレベル。丙種では限定的になってしまうため、乙種以上の取得を目指すといいかもしれません。
フォークリフト免許
大きな工場ではフォークリフトを扱う場面が多々あり、免許を取得している人材は重宝されます。
取得には、教習所へ通う必要があるものの、”学科講習11時間・実技講習24時間”と比較的短期間での取得が可能であることと、取得のメリットの大きさを考えると、取得しておいた方が良い資格と言えます。
今回取り上げたのは、3つの資格。もちろん他にも、「電気主任技術者資格」「玉掛け(たまかけ)資格」「溶接技能者」など、良いと思える資格は多々ありますが、働く工場の製造物によっては意味の無い場合もあります。資格の幅を広げていく際は、まずは自分の進みたい方向を定めてからがいいでしょう。
資格手当を設けている会社は数多くあります。資格のもたらすメリットは大きいのです。