中食の注目により、求められているお弁当工場の充実。
反面、人手不足が深刻化している現状。
セブン-イレブンが、これらふたつの課題を解消するべく、取り組みをはじめています。
セブン-イレブンの実施する効率化とは
まずはじめたのが、近隣工場で生産が重複している商品を集約すること。これにより、生産効率20%UPが見込まれています。
製造拠点の集約
先行的に製造拠点を集約した「カルボナーラ」に注目してみると、全国40の工場で製造されていた同商品を21ヵ所に集約したことにより、製造をやめた工場では他のパスタ商品の製造が可能となり、結果、各工場において生産数量増加の結果が出ています。
これを、今後、おにぎりや弁当など他の商品でも行えば、同様の効果が期待できると考えられ、地域ごとの製造拠点の見直しが進められています。
従業員、習熟度の向上
製造拠点を集約することで得られるのは、生産数量増加というメリットだけではありません。そこで働く従業員の効率化にも、効果が見られています。
というのも、ひとつの工場で多種多様の商品を製造するということは、”ひとりの従業員が何パターンもの工程を覚えなければならない”、ということでもあります。コンビニ向け商品は、盛りつけなど手作業の工程が非常に多いため、いくつものパターンを覚えるということは、従業員にとっては負担であり、結果、効率の悪さにつながってしまっていたと考えられます。
今回の見直しで行われた”製造拠点を集約する”という措置は、従業員の作業の集約にも繋がり、習熟度が高まり、省人化も見込まれているのです。
セブン-イレブン、沖縄への進出
現在、沖縄にセブン-イレブンはありません。
沖縄にあるコンビニは、ローソン、ファミリーマート、ココストアの3社のみ。
そんな中、2019年度中を目途に、セブン-イレブンの沖縄出店が計画されているのです。
店舗展開は年間50店舗で、5年をかけ、県内に250店舗の計画であることが公表されており、専用工場の整備も予定。なんと、500人の雇用が想定されているとか!
セブン-イレブン工場の伸びは、今後、目が離せない状況と言えます。